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こどもゆめ横丁

はじまりは…

夢パークでは、子どもたちが普段から、泥や水で思いっきり遊んだり、火や工具を使って何かを作ったりと”やりたい気持ち”を存分に発揮して遊んでいます。
 そんな日常の遊びをさらに発展させるかたちで、"子どもが本気になれる機会を!"という思いから、2006年11月「こどもゆめ横丁」が生まれました。
 もちろん、主役は子どもたち。自分たちで一から考え、工夫して、お店をつくり、そして商いまでやってしまうというものです。


(写真)屋根に上って釘を打っている女の子  (写真)お店で商売をする子どもたち


ごっこ遊びではない、本気の"遊び"を

お店のやりとりでは本物のお金を使います。本物のお金を使うことで、単なる"ごっこ遊び"に終わらない、真剣なやりとりが行われます。簡単に大もうけできるわけではなく、お店には制限もあります。例えば、家にあるもの(ゲーム機やソフト、カード等)をそのまま売ったり、クジの景品につけたりはできません。必ず自分たちのアイディアや、手を加えたものでないといけないのです。また、出店する子どもたちが参加する横丁会議で、売値の上限を決めます。その中で、材料代なども含め、どうすれば利益を出せるか、真剣に考えることもまた、大事なプロセスだと考えています。


「やってみたい」という気持ちをもっと

そうやって手にしたお金には、きっといつも使っているお金とは違った価値や重みを感じることでしょう。本気でやるからこそ、やりとげた子どもたちは、より大きな達成感を得られるのではないでしょうか。これをひとつのきっかけに、「おもしろそうだからやってみたい!」というワクワク感や遊びの醍醐味を、子どもたちにもっともっと味わってもらいたいと願っています。

(写真)子どものお店のようす  (写真)木材をノコギリで切ったり、運んだりと作業をする子どもたち

先回りせずに見守りたい

店づくりから当日の段取りまで、すべて子どもたちがやります。
 子どもたちにとってはお店を建てるだけでも大仕事。途方にくれること、困難なことがたくさん出てくるかもしれません。困った時はスタッフが相談にのりますが、「自分たちの力でやりとげたい」という子どもたちの気持ちを大切に、大人は先回りせず、じっくりと見守っていきたいという思いです。互いに協力しながら店づくりを進めていく中で、子どもたち同士のつながりも広がっていけばいいなと思っています。


保護者のかたへのお願い

「大変そう」「出来ないんじゃないか」と感じても、子どもたちの気持ちや意欲を大切にし、彼らの力を信じて見守ってあげてください。スタッフも安全確認や相談にのるなど必要に応じた手助けはしますが、先回りせずじっくりと関わっていきたいと思っています。保護者の方々には不安や心配もいっぱい出てくるかと思いますが、グッとこらえ、子どもたちのやるべきことを奪ったり、率先して手助けをしたりしないでください。
 もし気になることがありましたら、お気軽にスタッフまでお声をかけてください。どうぞ、よろしくお願いします。

(写真)子どもに寄り添うスタッフ  (写真)お店から「いらっしゃいませ!」と叫ぶ子ども

そして、当日…

成功とか失敗とかいう”世間の尺度”からしばし離れて、子どもたち一人ひとりの発想や感性、アイディアやこだわりをじっくり、おもしろがって、あたたかく見守っていただければと思います。長い期間をかけて準備してきた子どもたちの思いを想像してみてください。「いらっしゃいませ!」の大きな声は、自分たちの力でつくり上げたという自信に満ちあふれています。
 そして、2週間かけて一生懸命作った建物は、その日のうちに解体します。せっかく作ったのにもったいない!という声も聞かれますが、自分たちで作ったお店だから「自分たちで解体したい」。これもこどもゆめ横丁の醍醐味です。